高2の冬休み。
2泊3日の行程でそれを実行しました。
小松の山手にある赤瀬ダムを出発点とし、大杉⇒牛が首峠⇒新保)⇒岩魚の養殖所⇒再び新保((1泊目)⇒五百峠⇒大倉岳(2泊目)⇒五百峠⇒尾小屋⇒観音下が山行ルートです。
このコースは馴染みの道で(バイクでさんざん走った!)眼をつむっても大丈夫・・・でも冬となると勝手が違いますよね。担任のM先生は心配して冬用の装備を貸してくれるだけでなく天気図の読み方なども教えてくれました。当日も電話でいろいろとアドバイスをいただきました。
今回もエルがパートナーです。
メインは元旦に大倉岳の山頂で焚火で作った雑煮を食べることです。登攀当日に雪で薪が取れないと困るので、晩秋の晴れた日に大倉岳山頂に乾いた薪と缶詰を隠しておきました。
そして当日、天気は快晴とはいきませんでしたが、吹雪などではなく、心配した雪も20センチほど。赤瀬ダムで父の車から降り、背中に装備一杯の60Lザックを背負ってエルと歩き始めました。集落内は除雪がしてあって歩きやすかったけど、ザックの帯が肩に食い込みイタイイタイ。でも、一面の銀世界とこれから始まる旅路に胸が鳴りました。
大杉の集落を過ぎるとだんだんと雪が深くなってきました。そこで最初の秘密兵器、クロスカントリースキーを装着。するとまるで平地を歩いているかのように進むことができ快適!。ぐんぐんと走行距離が延びました。エルは賢いもので、私が踏み固めたスキーの跡をうまくなぞるようにして楽々とついてきます。
「牛が首峠」はけっこう急峻な道で雪がある場合はなかなか大変なルートです。しかし、汗びっしょりになって到着した終点の雪景色は最高でした。大日川は小松人の宝です!!。年中すばらしい景観で心を癒してくれます。特に冬の凛とした空気の中で見る景色は見る人の心を打ちますよ。
その場所からさらに奥に奥にすすむと岩名の養殖場があり、そこまではほぼ平地なので快適なツーリングです。右手に大日川、左手に大日山系の雄大な山林を見ながらの至福の時。岩名小屋で折り返し、チーズ入りのインスタントラーメンをエルと分け合って食べ、来た路を引き換えし新保の集落の中の雪を避けられる場所で幕営しました。その時使用したのは雪に強いドームテント、マニアならご存知のkamoshika製。広さは畳一畳分で狭いけど寒いのでエルと寄り添って眠るにはちょうど良い大きさでした。ガスランタンを灯すとテントの中はすぐに暖かくなります。疲れた体には砂糖を一杯入れた紅茶が一番。夜はエルと寝袋でグッスリ眠りました。