今日はワンちゃんの乳歯抜歯と歯石取りを行いました。
まず、健康診断を行い体に異常がないか確認後、腕の血管に点滴の管を入れます。体重に合わせた量の麻酔前投与薬を注射し、その後、麻酔薬を注射します。ワンちゃんが眠ったら気管にチューブを挿管し、ガス麻酔による麻酔に切り替えます。心電図、血圧、血中酸素濃度等を測定する機械の線をつなぎ、人工呼吸器をセットし、生体反応が安定した状態であることを確認したら、作業開始。

まず乳歯の本数、歯の汚れの状態をくまなくチェック!
この子の場合は、上顎の犬歯乳歯が2本残っていました
乳歯を残したままにすると、乳歯と永久歯の間に歯石がたまり、歯肉炎やひどい場合は顎が壊死する等重篤な病気に発展します
歯も比較的きれいですが奥歯に歯石がみえます。

作業1
まず残った乳歯を抜いてしまいます
作業2
超音波スケラーという機械で歯石をとりのぞきます
この時点でかなり歯はピカピカ

作業3
高速回転するゴムに研磨剤をつけて歯についた細かい傷を治します。
これによって今後歯石を付きにくくする効果があります。

すっきり爽やか〜。
白い歯ってやっぱりいいですね。
でも注意しないとまた歯石がつきます。
歯石の付着予防は歯磨きが一番です
子供用の歯磨きブラシでゴシゴシするか、歯磨き専用ガムを使うと簡単です。
安全で効果的なものが病院にもありますので詳しくはスタッフまでお尋ね下さい。