今日はワンちゃんの去勢手術を行いました。
少し前までは『もらい手のない子犬を産ませないないため、望まない繁殖を防ぐ手段』としてオスでは去勢、メスでは避妊を行っていました。しかし、今日では下記の表のような理由で去勢避妊手術を行っています。
さて、今回はその手術に加え「犬歯の乳歯抜歯」をおこないました。
通常、ワンちゃんの歯は1歳くらいまでに乳歯から永久歯に生えかわるのですが、ときどき乳歯が抜けずに残ってしまっている子を見かけます。
そのようなときは、抜歯をおすすめしています。
乳歯を残しておくと永久歯との間に歯石が溜まりやすくなり、放置すると歯髄炎をおこし、さらには上顎の骨を腐らせてしまうといった大変なことに発展することがあるからです。
写真の真ん中あたりに2本並んで犬歯が生えています。左側のとがった方の歯が抜けずに残っている乳歯です。
下の写真は抜き取った乳歯です。赤い部分が歯茎に埋まっていた部分です。けっこう深くまで入っているんですよ。