今回は『補聴器』を食べてしまったワンちゃんです。
これまでには、①ゴム、ヒヅメ⇒開腹手術による摘出 ②石⇒内視鏡による摘出 をご紹介しました。
今回はレントゲンで見てみるとまだ胃内に補聴器の部品が留まっており、一つ一つが小さかったので吐きもどさせる方法をとりました。

写真はワンちゃんが万歳をしている状態で撮影したレントゲンです。
赤丸で囲った部分が胃で、中に白い細かなものが問題の『補聴器』たちです。
今回は、『食塩』を食べさせました。
その後に外を少し歩かせるとしばらくして吐き出します。

出てきた物です。
飼い主さんによると幸い電池は食べていなかったので、それほど心配していませんでしたが、電子部品には有害なものも含まれている恐れがあるし、配線類は腸で引っかかる危険性もあります。
上手く吐き出させられてホッ・・・
吐きだした後に胃薬を飲んでスッキリして帰られました