「後ろ足がブラブラ・・・折れているかも」と、ネコが来院。
聞くところでは、外に出た直後に事故にあったという。
来院時はショック状態だったため、点滴などの処置を行い、落ち着いたところで血液検査とレントゲンを撮影。飼い主さんの言うとおり、左後肢の太ももの骨がボキリ!。しかも膝の関節近くでさらに悪いことにほ折れた上に骨がいくつかに割れていました。
手術で骨の中にサイズをあわせたステンレス棒を差し込み、さらにその棒を軸にして割れた骨を細いワイヤーでいくつも固定しました。
悲劇は一瞬にしておこります。しかし、この子の場合は一命はとりとめました。また、内臓がダメージを受けなかったことも幸いでした。
一度外の楽しさを覚えたネコは、どうしても外に出たがります。しかし、現代は交通量も多く、事故にあう確率は高い!。また、伝染病にかかることも・・・。やはり、ネコは室内で飼うことをお勧めしますし、逃亡には十分に気をつけたいものです。
折れた大腿骨 骨盤も骨折している

術後 骨の髄にステンレスの棒を挿入し固定
