小松市の動物病院・トリミング
すずき動物病院

2月になり「フィラリアの注射キャンペーン」に合わせて健康診断を受診される方がたくさんいらっしゃいます。

普段は無症状であっても思わぬ病気が見つかることもシバシバ。。。

最近行った検査では大型の膀胱結石が、しかもメスのワンコから見つかっています。

通常、メスでは尿道がオスよりも太いので結石が作られても流れてしまうのですが。。。

放置は慢性膀胱炎の原因となり、悪化すると傷口から感染し、腎炎ということにもなりかねないので、即日手術しました。膀胱結石の除去は当院では内視鏡カメラを使って行いますので、通常は日帰りです

1131-1_170205_ABDOMEN_2604_CV57220589.jpg
2015-11-28

耳血腫は耳たぶがボンボンに腫れる疾患でたれ耳のワンちゃんに多いです。

数年前までは確実に治す方法がなく難儀したのですが、近年、腫れている耳にインターフェロンを注入すると治る場合があることが分かっています。しかし、例外もあり、1度のインターフェロン投与では効果がないこともあるため、そのような場合、当院ではオトスコープという耳道洗浄用の内視鏡を使って耳道内を徹底洗浄してからインターフェロン&レーザーを使います。

というわけで今回も耳道洗浄を行いました。やはり相当量の耳垢と抜け毛が蓄積していました

ですが、オトスコープを使えばすっかりきれいになります。

これでインターフェロンの効果も最大限に引き出せるでしょう

↓腫れた耳 その厚さは3cmほど

DSC00731.jpg

↓耳垢と抜け毛のコラボ 

2IMG0006.jpg

↓洗浄後の耳道と鼓膜

3IMG0009.jpg

おはようございます。

いよいよ冬将軍到来か? 雷が激しく鳴り響いています。

さて、今日の朝刊に18年間体内に手術時に使用したガーゼが置き去りにされていたという記事がありました。

漫画では見たことがありましたが、まさか本当にあるなんて!というのが本心です。

そのようなことがあっては決していけない! 私も毎日のように手術を行いますので身が引き締まる思いで記事を読みました。

そういえば先日、なかなか背中の皮膚炎が治らないワンちゃんがいて困っていました。

1度目の手術できれいに皮膚炎を取り除いて整復したにもかかわらず、しばらくするとジクジクと皮膚炎が再発します。

2度目の手術の時にもしや?!と思い、皮膚の整復前に腹腔鏡でお腹の中を見たらビックリ!

なんとちょうど皮膚炎を起こしている部分の真下に大きな腫瘍が見つかりました。

腎臓と膀胱をつなぐ尿管も巻き込まれており、取り除くには難儀しましたが、何とか成功。

腫瘍にメスを入れて見ると、ありました! おそらく過去に行った避妊手術の時に使用したと思われる非吸収性の糸が。

この糸が数年のうちに組織と反応して腫瘍を作り、腫瘍が腹壁に癒着、炎症を起こし、さらに体表にまで炎症が進行していたという訳です。

最近ではこのようなことを避けるために極力糸を体内に残さない手術器具を導入していますので心配はないのですが、初めて見る症例だったので正直驚きました。

でも、原因が分かってよかった 治ってよかったです

↓腹腔鏡で見た腫瘍 赤い部分が炎症部分

IMG0002.jpg

 ↓腫瘍内の糸(黒い塊)大きさは8mmほど

DSC00720.JPG

おはようございます

レーザー治療の5番目は手術後の疼痛ケアです。

レーザーによる温熱効果と細胞修復効果のおかげで、治癒スピードも早くなります。

やはり気持ちいいのか、ワンちゃんはマッタリしていますね。

DSC00722.JPG

おはようございます。

レーザー治療は口内炎にも効果が認められています!

やはり気持ちいいのか、まったりしてしまってます。

DSC00730.JPG

おはようございます

連日の猛暑・・・・。熱中症に注意・・・・誰もが口にするセリフです。

しかし、「タイヤのバーストに注意!」?このセリフにはビックリ!!

知人が高速道路を大阪から石川に向かって走行中、路肩でタイヤ交換をしている車に遭遇。その台数がなんと6台!! 驚きです。

あまりにも道路が高温となり、タイヤがバースト(破裂)するそうです。

ここで肝心なのはタイヤの空気圧だそうです。

タイヤの空気圧が低いとタイヤと路面の接点が多くなり、タイヤ内の空気が膨張するとともにタイヤ自体の温度も高温となり、タイヤが耐えられなくなり破裂するとのこと。

みなさん、スタンドでの給油時にはタイヤ圧をチェックしましょう!

さて、病院ではここのところ異物誤食の処置が続いています

今回は「焼き鳥を串ごと」飲み込んだワンちゃんです。

さっそく内視鏡で検査したところ、なんと尖ったほうを胃内にむけて食道粘膜にくっついていました

これにはびっくり、運よく内視鏡専用のカンシで取り出せましたが、長さはシッカリ10cmほどありました↓。

しかし、動物はすごいな。あんな長いもの、かまずによく食べられますね。

DSC00637.JPG

おはようございます

今日は娘と息子の通う小学校の運動会。晴れてヨカッタ〜

今年は旧校舎の改装で平日開催ですが、生徒数が多いので保護者の参加数もそれなりに多いでしょう。

さて、当院の特徴の一つに「腹腔鏡手術」があります。

もう何人ものオーナーさんが選ばれ、避妊手術などを実施してきました。

この手術のメリットは何といっても手術による侵襲が少ないことと、小さな動物の体をスパーハイビジョンデジタルカメラで拡大しますので、視野が広く安全に手術が可能なことです。

また、傷口が小さいため空気中の細菌類の汚染も少なく衛生的です。

ただし、使用する器具や手術の手順が複雑なため、日頃の器具のケアやトレーニングが不可欠です。

手術には術者、助手、麻酔管理と3者が協力して望みます。

raparoDSC00321.jpg

お早うございます 

本日も快晴!! 張り切っていきましょう〜

さて、しばらく前になりますが、「最近お漏らしをする」ということでワンちゃんが来院。

年配ということで、腎不全か糖尿病を疑い血液検査を行ったところ、ビックリ。

白血球数が正常範囲の30倍ほどありました。

顕微鏡で直接白血球を確認したところ、リンパ球が異常に多きことが判明。

病名は「リンパ球性白血病」です。

幸い、抗腫瘍薬が効果を発揮し、数回の治療で白血球数は改善しました。

顕微鏡写真:紫色の核をもったリンパ球がたくさん見える

WBIMG_0934.JPG

抗腫瘍剤投与後の顕微鏡写真:白血球の数は通常に戻っている

WBC2IMG_0938.JPG
2013-02-07

みなさんおはようございます!

冬に多く見られる病気に「膀胱炎」や「尿道閉鎖」があります。

膀胱炎は主にメスのわんちゃんに多く、尿道閉鎖はオスのねこちゃんに多い傾向があります。

膀胱炎であれば、抗生物質等の投薬で改善しますが、尿道閉鎖になったら大変、大変!

なるべく早く尿道を開通させ、排尿させないと尿毒症になり動物は死んでしまいます。

猫の場合、尿道に詰まるのは非常に小さな結晶(多くはストルバイト=リン酸カルシュウム)なので、尿のPHや尿中にこの結晶が排出されるのを少なくするフード、抗生物質で治療しますが、2度3度詰まる場合は、手術を行います。

窓際で佇むねこちゃん、でも、アレっ?よく見るとピンクの首輪が目立ちます。

この子は尿道閉鎖の手術を受けた子です。

来院時は瀕死の状態でしたが、術後の経過は良好で、昨日診察に見えました。

窓際に飛び乗り余裕のポーズ。元気になってヨカッタ!

『動脈管開存症』という心臓病があります。

これは、本来つながっていないはずの『肺動脈』と『大動脈』が『動脈管』という血管でつながっている状態をいい、特徴的な心臓雑音を発生するので、子犬のワクチン接種時などのときに発見されるケースが多いです。確定診断は診断機器の進んだ現在では超音波診断装置(カラードプラ)で行います。

無症状であってもいずれ重篤な心不全を起こすので、1歳以内に死亡するケースが多いとされています。

薬では治らないため、治療は開胸して『動脈管の結紮』を行います。

年齢が若いと体重も小さく体力も乏しい、また、小さな未熟な心臓に直接触れるため手術は非常に困難ですが、動成功すれば予後は非常に良いため、余程のことがないかぎり手術を勧めます。

今回は4か月齢のポメラニアンの男の子が手術に臨みました。小さな体で一生懸命頑張り、無事手術も成功しました。きっとお守りが効いたのでしょう

DSC07580.JPG
LISTボタン2.jpg

お問合せ・ご相談はこちら

トリミング

0761-48-7730

<診療受付時間>

平日:7時~11時30分/16時~18時30分
土:9時~11時30分/15時~17時   日:9時~11時30分
休診日:日曜午後、月曜、祝日

パソコン|モバイル
ページトップに戻る